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新着情報
祇園牛頭天王荒魂図
本図は「祇園牛頭天王」と記され、牛頭を頭上に頂いた神像である。 しかし、像容はスサノヲ型の古代神であり,さらに右端に八雲神詠があり,左には「速素佐男大神」とあるなど,復古的なスサノヲとしての傾向が顕著である。 左手に稲穂を持つのは、豊穣神としてのスサノヲの性質の表れであろう...
牛頭天王大蛇退治図
本図は一見すると典型的なスサノヲによる八岐大蛇退治図のように見える。 しかし、スサノヲの頭部には明らかに「牛頭」があり、本図は「牛頭天王」であるスサノヲとして描かれていることが分かる。 古代神のスサノヲと牛頭天王のイメージが交錯する図像であるといえる。...
祇園御旅所と「とミくばり」の近世―大経師降屋内匠以前― 村上紀夫
祇園御旅所と「とミくばり」の近世―大経師降屋内匠以前― 村上紀夫 (洛北史学第22号2020年6月) 近時の下坂守先生の御研究により、祇園社御旅所にいた「とミくばり」という人々が、祇園祭創始に深く関与した「秦助正」の子孫を称する人々であり、「降屋」と称されていたことが明らか...
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